概要
IPO準備が本格化する中、既存事業は成長軌道にあったものの、CEOを支える幹部層が不足しており、事業運営・管理体制・IPO準備など、あらゆる意思決定がCEOに集中する状況だった。このままでは組織の拡張性に限界が生じ、成長スピードも低下しかねないことから、CEOの右腕として事業本部を統括できるCOO候補の外部招聘が急務となり、人材サーチのご依頼をいただいた。
施策
1. 求める要件の再定義(プロファイルリフレーミング)
当初クライアントは「同業他社で幹部経験がある人材」を希望していたが、
IPOフェーズ特有の非連続な環境を踏まえ、
・業界経験よりも「経営視点・戦略性・実行力・ピープルマネジメント力」
・多様な事業成長フェーズを経験した“異業界人材”の可能性
を踏まえたプロファイル再設計を提案。
2. 活動費型サーチによる高精度アプローチ
・経営者候補・COO候補の市場リサーチ
・経営人材プールからのスカウト
・異業界の成長企業で成果を残したミドル~エグゼクティブ層へのダイレクトアプローチ
・候補者側のキャリア観・リーダーシップ傾向まで精査
3. 客観評価 × CEOとの相性見立ての両立
候補者の
・経営補佐能力
・変革の推進力
・組織とのフィット
・ステークホルダーマネジメント能力
を多角的に評価し、“右腕になり得る人材”に絞り込む。
【支援方法】
・12か月間の活動費型サーチ(セミリテイナー型)
・COO・CXO候補の要件整理ワーク
・入社後オンボーディングガイド設計
結果
最終的に、異業界出身ながら経営視点と高いマネジメント能力を兼ね備えた4名を推薦。
他エージェントからの候補者も含めて面談を重ねた結果、組織マネジメント力・誠実な人柄・CEOとの補完関係が高く評価され、COO候補として1名の採用が決定した。
入社後は、
・既存事業の引継ぎを短期間で完了
・数か月で売上・KPI指標の改善を実現
・部門横断の意思決定と業務改善を推進
・CEOの業務負荷を大幅に軽減
その結果、CEOは全社戦略・IR・組織文化づくりなど本来のCEO業務に集中できる体制へ移行。
現在は、CEO・COO・CFO・CHROの4名体制でIPOに向けた事業推進を加速している。
【CEOコメント】
「当初は同業界にこだわっていましたが、実は“必要な要件は別にあった”と気づかされました。異業界出身のCOOは、想像以上に当社の変革を加速してくれています。採用後の組織全体の推進力が明らかに変わりました。」
事業内容
エグゼクティブコーチング(経営者・管理職向けコーチング)を中心に、幹部採用(ヘッドハンティング)や採用力強化や組織変革を連動させ、経営・組織課題に寄り添う伴走型支援を行っています。意思決定や組織運営、幹部育成の課題を丁寧に分析し、施策の立案から実行まで一貫して支援いたします。
インタビュー
お取引企業の皆さまにご協力いただき、当社が行うエグゼクティブコーチング(経営者・管理職向け)、幹部人材採用(ヘッドハンティング)、幹部育成、組織人事の伴走型支援についてのご感想を、インタビューとして掲載しています。実際の成果や変化を率直にご紹介します。
支援事例
ヘッドハンティングやエグゼクティブコーチング、採用力強化支援や経営/組織変革支援など、弊社が過去に手掛けた、クライアント様ご支援例の概要や課題感、議論と対話を重ねたうえでご提案した施策と結果を掲載しております。










