概要
創業者であるCEOはエンジニアとして卓越した能力を持つ一方、組織規模の拡大に伴い、方向性の統一やメンバーマネジメントに課題を感じ始めていた。
また、事業開発や成長戦略で掲げるエクイティーストーリーと実績の間にギャップが生じ、「組織としての軸」と「経営者としての発信力」を再構築すべきフェーズに差し掛かった段階でご相談をいただいた。
施策
1. CEO自身の“原点と意思”の言語化プロセス
・創業の動機、プロダクトへの想い、将来のゴールを丁寧に棚卸し
・経営ビジョン・ミッション・価値観(VMV)の再定義
・社内外へ伝わる言語に磨き込み、発信の一貫性を確立
2. リーダーシップスタイルの再構築(エグゼクティブコーチング)
・CEOの強みと弱み、行動傾向を可視化
・経営者として必要な「意思決定」「メンバーの巻き込み」「対話」の質を向上
・組織のソフト面(文化・価値観・コミュニケーション)の再設計を支援
3. ビジネスコーチングを全社へ展開し“共通言語”を醸成
・全従業員を対象に思考技術・対話力・言語化力を底上げ
・組織全体でメッセージの方向性が揃う仕組みを構築
・CEOの発信と現場の行動が連動する環境を整える
4. 次のステップ:組織人事の強化(ブリッジCHRO)
・未来のCHRO採用を見据え、当社が暫定的にブリッジCHRO機能を提供
・人事戦略・採用戦略・制度構築を策定
・オンボーディングや組織定着施策までハンズオンで伴走
【支援方法】
・約2.5年間
・当初は週3日出勤、その後は訪問とオンラインをミックス
【コンテンツ】
・1on1エグゼクティブコーチング
・経営合宿/プロダクトディスカッション
・全社コーチングプログラム設計
・人事制度設計・カルチャーデザイン支援
結果
CEO自身が繰り返し言語化を磨いたことで、ビジョン・意思・行動が一貫したメッセージとして社内に浸透し始めた。
その結果、
・組織全体に“共通の軸”が生まれ、判断基準が明確化
・全従業員対象のビジネスコーチングにより、対話量が増加しインナーコミュニケーションが活性化
・チームのオーナーシップが向上し、事業推進のスピードが明確に改善
さらに、当社によるブリッジCHRO支援により、
・人事戦略・採用戦略・制度構築が短期間で整備
・組織としての“伸びしろの方向性”が固まり、今後のCHRO招聘につながる基盤を獲得
組織は「CEO任せ」から、「自律分散で動きながらも、同じ方向を向く集団」へと変化しつつある。
【CEOコメント】
「エグゼクティブコーチングは、単なる対話ではなく、組織を動かす“経営装置”そのものだと感じています。言語化の深まりと文化づくりが連動し、ベンチャーとしての強さを取り戻せました。」
事業内容
エグゼクティブコーチング(経営者・管理職向けコーチング)を中心に、幹部採用(ヘッドハンティング)や採用力強化や組織変革を連動させ、経営・組織課題に寄り添う伴走型支援を行っています。意思決定や組織運営、幹部育成の課題を丁寧に分析し、施策の立案から実行まで一貫して支援いたします。
インタビュー
お取引企業の皆さまにご協力いただき、当社が行うエグゼクティブコーチング(経営者・管理職向け)、幹部人材採用(ヘッドハンティング)、幹部育成、組織人事の伴走型支援についてのご感想を、インタビューとして掲載しています。実際の成果や変化を率直にご紹介します。
支援事例
ヘッドハンティングやエグゼクティブコーチング、採用力強化支援や経営/組織変革支援など、弊社が過去に手掛けた、クライアント様ご支援例の概要や課題感、議論と対話を重ねたうえでご提案した施策と結果を掲載しております。










