概要
事業計画の未達、新規事業開発の停滞、DXを含む業務改善プロジェクトの遅れが重なり、会社全体の推進力が鈍化していた。また、優秀な中堅社員の社外流出に加えて、新卒・中途採用の計画値未達が続き、「人材の獲得と定着」が経営上の最重要課題として顕在化。
組織の状態を抜本的に立て直す必要性を感じられた段階で、ご相談をいただいた。
施策
組織診断の結果、会議・議論の場で社員が自発的に意見を述べる文化が弱く、“指示に従って動くことが正解”という組織風土が根強く残っていることが明らかとなった。
このため、事業幹部だけでなく 中堅・若手層まで含めて「考える力」「言語化する力」を獲得する必要性を提示。
施策の核:全社員向けビジネスコーチングの導入
・事業・組織を自分事として捉える思考習慣の獲得
・論点整理・仮説思考・対話スキルなどの実践的トレーニング
・上司からの指示待ち型から、自発的行動を生む判断基準の確立
・事業戦略・組織課題とリンクしたテーマ別コーチングプログラムを設計
・同時に採用広報・ブランディングとの一体運用を提案し、“学び続ける組織”という外部への強いメッセージを創出
【支援方法】
・年間セッション枠数契約
・会社が指名した事業幹部は月2回×10か月×1回45分を業務に取り込む
・社員は希望者が事前予約制で1回45分、1名の年間上限10回でセッション
結果
全社向けビジネスコーチングの導入により、
・中途入社者向け “活躍までの時間を最短化するオンボーディング施策” が新たに整備
・若手社員向けのメンター施策が強化され、組織の活性化と離職率低下に寄与
・社員自らが事業課題を語り、改善アイデアを提案する機会が増加
・組織内の対話量・質が大幅に向上し、プロジェクト推進力が明確に改善
さらに、この取り組みを採用広報として積極的に発信したことで、「社員育成に本気で取り組む企業」として社外評価が向上し、応募数・採用決定数が増加するという好循環が生まれつつある。
【企業コメント】
「会議での発言量が明確に増え、プロジェクトの推進力が高まりました。指示待ちの姿勢が少しずつ減り、若手が自分の意見を言語化し、上司と議論できるようになったことは大きな変化です。採用広報にも活用でき、応募数の増加という副次効果まで得られました。」
事業内容
エグゼクティブコーチング(経営者・管理職向けコーチング)を中心に、幹部採用(ヘッドハンティング)や採用力強化や組織変革を連動させ、経営・組織課題に寄り添う伴走型支援を行っています。意思決定や組織運営、幹部育成の課題を丁寧に分析し、施策の立案から実行まで一貫して支援いたします。
インタビュー
お取引企業の皆さまにご協力いただき、当社が行うエグゼクティブコーチング(経営者・管理職向け)、幹部人材採用(ヘッドハンティング)、幹部育成、組織人事の伴走型支援についてのご感想を、インタビューとして掲載しています。実際の成果や変化を率直にご紹介します。
支援事例
ヘッドハンティングやエグゼクティブコーチング、採用力強化支援や経営/組織変革支援など、弊社が過去に手掛けた、クライアント様ご支援例の概要や課題感、議論と対話を重ねたうえでご提案した施策と結果を掲載しております。









