概要
現経営者が70代を迎え、事業承継が経営の最重要テーマとなる一方、後継者の選抜・育成について体系立った方法論がなく、社内でも「誰を次期経営者とすべきか」の判断基準が定まらない状況にあった。また外部のコンサルティング提案は、自社に適合しない画一的なパッケージが多く、“本当に自社に合う伴走者がいない”という課題感からご相談をいただいた。
施策
事業承継 × 組織開発 × 後継者育成 を一気通貫で実行可能な計画に落とし込み、24か月の伴走支援として設計。
1. 企業理念・将来像の深度インタビュー(創業者・経営者)
・経営者の価値観、判断基準、将来の事業構想を丁寧に抽出
・承継後に“踏襲すべき軸”と“刷新すべき領域”を整理
2. 組織コンディションの可視化(営業・製造・管理)
・各部門の現状を定量・定性の両面から分析
・幹部・中堅層のインタビューを実施し、ハード面(制度・プロセス)とソフト面(文化・行動)の課題を立体化
・経営課題を「構造」「人材」「文化」「オペレーション」の4軸で整理
3. 後継者選抜プロセスの設計
・候補者の行動特性・価値観・リーダーシップの傾向を可視化
・企業に最適な「経営者要件定義」を策定
・選抜→評価→育成の一連プロセスを構築
4. 経営者育成プログラム・次世代幹部育成計画の策定
・戦略立案、財務理解、部門横断マネジメント、対話力などを体系化
・実務課題と連動した育成機会を設計(例:事業計画策定、社内プレゼン、部門改革プロジェクト推進)
【支援方法】
・24か月、月2回訪問+オンラインMTG
・その後月1回訪問の顧問契約
結果
創業家の親族とたたき上げ2名の後継者候補を選抜により決定。創業家の親族は管理や業務を円滑に進める事には長けていたが、謙虚な性格で自身が前にでるリーダーシップを発揮できていなかった。そのマインドをエグゼクティブコーチングにより変革、自身の担う役割やマネジメント、言動が企業の業績に連動していることを認識させ、具体的な事業計画や業務実行を自身で策定、社内プレゼンする非常に密度濃いプロセスを通じてリーダーシップの発揮場面を獲得するに至った。また次世代幹部の変革マインドとビジネススキル獲得により、製造現場や管理部門の業務効率化が見違えるように推進され、財務指標に明確なインパクトを創出する事に繋がった。
【企業コメント】
・プロパー社員が多い組織なので、「外部視点」で課題を指摘、解決を支援してくれるのは非常に良かった。
事業内容
エグゼクティブコーチング(経営者・管理職向けコーチング)を中心に、幹部採用(ヘッドハンティング)や採用力強化や組織変革を連動させ、経営・組織課題に寄り添う伴走型支援を行っています。意思決定や組織運営、幹部育成の課題を丁寧に分析し、施策の立案から実行まで一貫して支援いたします。
インタビュー
お取引企業の皆さまにご協力いただき、当社が行うエグゼクティブコーチング(経営者・管理職向け)、幹部人材採用(ヘッドハンティング)、幹部育成、組織人事の伴走型支援についてのご感想を、インタビューとして掲載しています。実際の成果や変化を率直にご紹介します。
支援事例
ヘッドハンティングやエグゼクティブコーチング、採用力強化支援や経営/組織変革支援など、弊社が過去に手掛けた、クライアント様ご支援例の概要や課題感、議論と対話を重ねたうえでご提案した施策と結果を掲載しております。










